中国の研究者、迅速かつ高精度な量子操作法を発見
非周期?非断熱的で汎用的な幾何学的量子操作(NNGQC)と従来の非断熱幾何学的操作(NGQC)、従来の動力学的量子操作(DQC)でそれぞれU1論理ゲートを実行した実験結果の比較図。上の図は、三つのゲート操作の時間比較が1対2対2.5となることを示したもの。下の図は、三つのゲート操作での量子状態の変化と誤差を比較したもので、IQCが理想的なゲート操作とされる。(資料写真、武漢==新華社配信)
【新華社武漢8月19日】中国の研究者がこのほど、共同で量子操作の速度と精度を同時に高める方法を発見し、量子コンピューターの開発に新たな道筋を示した。研究成果はこのほど、国際物理学誌「Physical Review Letters」に掲載された。
中国科学院精密測量科学?技術創新研究院の馮芒(ふう?ぼう)研究員率いるチームは、河南省の鄭州大学、広東省の広州中国科学院工業技術研究院との合同研究により、超低温イオン実験プラットフォームを用いて、二つの単一量子ビットの非周期?非断熱的で汎用的な幾何学的量子論理ゲート実験を設計、完成させた。