高克林氏の研究チームが開発した持ち運び可能なカルシウムイオン光格子時計周波数標準器。(資料写真、武漢=新華社配信)
【新華社武漢6月20日】中国科学院精密測量科学?技術創新研究院の高克林(こう?こくりん)氏率いる研究チームが開発したカルシウムイオン光周波数標準が、国際的な秒の再定義の候補に選ばれた。これは、中国が国際的な時間標準の分野で大きく進展したことを意味する。
同研究院は17日、国際度量衡局(BIPM)の公式サイトがこのほど、秒の再定義候補となる遷移周波数の推奨データを更新し、研究チームが独自に完成させたカルシウムイオン光周波数標準を用いた測定結果が候補に選ばれたと明らかにした。